父の日のプレゼントというと、近年はうなぎが定番ギフトの一つになっています。
百貨店や楽天などの通販サイトでも、うなぎを推していることが多いです。
父の日にうなぎを贈るようになったのはなぜなのでしょうか？
うなぎが人気の理由は？
父の日のプレゼントにうなぎが人気の理由としては、まずその栄養価の高さがあげられます。
「土用の丑の日」で知られるように、日本では夏の暑さに対する滋養強壮の食べ物としてうなぎを食べる習慣があります。
ビタミンA、ビタミンB1・B2、ビタミンD、ビタミンE、亜鉛、カルシウムなど、うなぎにはさまざまな栄養素がふんだんに含まれており、父親の健康を願ってプレゼントに選ぶ人が多いのです。
「土用の丑の日」は7月が多いですが、昨今は父の日の時期もすでに相当暑くなっています。
夏バテ防止や疲労回復効果が期待できるうなぎが選ばれるのも納得ですね。
他にうなぎが人気の理由としては、「高級感」や「特別感」があります。
元々うなぎは高級店も多く高価なイメージがありますが、うなぎの資源量が減少し年々値上がりが続いています。
なかなか日常的に食すことの出来ないうなぎは、特別感のある贅沢なグルメとして選ばれているのです。
父の日ギフト用のうなぎは桐箱入りや風呂敷包みなど、高級感や特別感を演出するラッピングの商品も多数展開されています。
また、ギフト用のうなぎは蒲焼きや白焼き、せいろ蒸しなど、あらかじめ調理されているものが多いです。
一尾まるごともあればカットされたもの、きざんだものもあります。
冷凍や真空パックで届き、料理スキルがなくても簡単に食べられるものが多いです。
そのため料理が出来ない父親や離れて暮らす父親にも、贈りやすいギフトと言えるでしょう。
父の日はうなぎの日！
日本にはさまざまな記念日がありますが、実は「父の日はうなぎの日」という記念日もあります。
父の日は6月の第3日曜日、「父の日はうなぎの日」も同じく6月の第3日曜日です。
岐阜県各務原市にある「うなぎ屋たむろ」というお店が制定しました。
父の日にうなぎの蒲焼を贈る人が多いことから「父の日に美味しいうなぎを家族みんなで食べる」という食文化を広めるのが目的の記念日だそうです。
一般社団法人日本記念日協会にも、認定記念日として登録されています。
ただ、登録されたのは2017年と比較的新しい記念日です。
記念日が制定されたから人気が出た訳ではなく、うなぎが人気のギフトだったから記念日が出来たということですね。
栄養価が高く特別感があり、手軽に食べることの出来るうなぎは父の日のプレゼントにおすすめです。
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